身長と体重の単位が混ざるのは、よくあることです。 ジムの器具はポンド表示、体重計はキロ表示、海外の記事はフィートとインチ。 単位を間違えれば、明らかにおかしなBMIが出てきます。 だからこそ、ここで整理しておく価値があります。
2つの単位系の計算式
メートル法が自然な形です。体重(kg)を身長(m)の2乗で割ります。
BMI = kg ÷ m²
ヤード・ポンド法では、同じ答えを出すための定数が加わります。
BMI = 703 × lb ÷ in²
703は恣意的な数字ではなく、ポンド毎平方インチと キログラム毎平方メートルを整合させる換算係数です。 これを忘れると、答えは約703倍になります。
フィートとインチの正しい扱い
この計算式で使う身長は「合計インチ」で、フィートではありません。 5フィート9インチは69インチであって、5.9フィートでも 5.9インチでもありません。これが最も多い間違いです。 5フィート9インチの人が身長欄に5.9と入力すると、 実際より約5cm高い人として計算され、BMIは3%ほど低く出ます。
| 身長 | 合計インチ | センチメートル |
|---|---|---|
| 5 ft 4 in | 64 | 162.6 |
| 5 ft 6 in | 66 | 167.6 |
| 5 ft 8 in | 68 | 172.7 |
| 5 ft 10 in | 70 | 177.8 |
| 6 ft 0 in | 72 | 182.9 |
覚えておきたい換算
- 1インチ = 2.54センチメートル(厳密値)
- 1ポンド = 0.45359237キログラム(厳密値)
- 1フィート = 12インチ。計算式に入れる前に必ずインチへ換算する
暗算でやろうとしたことがある人なら、その面倒さはご存じでしょう。 当サイトのBMI計算ツールは メートル法とヤード・ポンド法の両方に対応しており、 換算は内部で行われるので、この種の間違いは起こりません。
信じる前の3つの確認
まず結果の妥当性を確認してください。成人のBMIはおよそ14〜60に収まるはずです。 その範囲外なら単位ミスです。次に、身長と体重が意図した単位で 入力されているかを確認します。そして、体が変わっていないのに 結果が大きく変わったなら、ジムでの成果ではなく入力内容を疑ってください。
もうひとつ知っておくとよいのは、BMIが単位に依存しない指標だという点です。 175cm・72.6kgの人と、5フィート9インチ・160ポンドの人は、 まったく同じBMIになります。同じ体を2通りに表しただけだからです。 同じ体を表す2つの入力が違うBMIを返すなら、 間違っているのは計算式ではなく換算のほうです。