身長に対して適正な体重は?
適正体重はひとつの数字ではなく幅で考えます。身長ごとの範囲と、現実的な目標の立て方を紹介します。
医学的に「適正」とされるのは、BMIが18.5〜24.9に収まる体重の範囲です。 BMIは身長の2乗で割るため、背が高い人ほど体重の幅は広くなります。 身長170cmなら約19kgの幅がありますが、身長150cmでは約14kgです。
| 身長 | 範囲 (kg) | 中央値 (kg) | 参考 (lb) |
|---|---|---|---|
| 145 cm | 39 – 52 | 46 | 86 – 115 |
| 150 cm | 42 – 56 | 49 | 92 – 123 |
| 155 cm | 44 – 60 | 52 | 98 – 132 |
| 160 cm | 47 – 64 | 56 | 104 – 141 |
| 165 cm | 50 – 68 | 59 | 111 – 150 |
| 170 cm | 53 – 72 | 63 | 118 – 159 |
| 175 cm | 57 – 76 | 66 | 125 – 168 |
| 180 cm | 60 – 81 | 70 | 132 – 178 |
| 185 cm | 63 – 85 | 74 | 140 – 188 |
範囲の下端を目標にしない
よくある間違いは、範囲のいちばん低い値を目標にしてしまうことです。 BMI18.5に近づくほど健康上の利点が増えるわけではありませんし、 範囲の下限ぎりぎりでは、病気やストレスで体重が落ちたときの余裕がありません。 範囲の真ん中あたりを目標にすれば、同じ健康上のメリットを、 はるかに無理のない形で得られます。
まず10%という考え方
減量が目的なら、まず現在の体重の約10%を落とし、そこで一度見直してください。 5〜10%減らすだけでも、血圧・血糖値・コレステロールが改善する人が多くいます。 最初から大きな目標を掲げることが、挫折への最短ルートです。
体重だけを目標にすべきでない場合
- 筋力トレーニングや筋肉を使う競技をしている
- 65歳以上で、加齢により筋肉が減っている
- 妊娠中または授乳中
- 心疾患や腎疾患など、水分バランスに影響する病気がある
- 20歳未満で成長の途中である
これらの場合、体重そのものより、腹囲や体脂肪率、服のサイズの変化のほうが 多くのことを教えてくれます。判断に迷うときは、表ではなく医療機関に相談してください。
同じ条件で測る
体重は朝起きてすぐ、排泄後・食事前に、できるだけ薄着で測ります。 週に2〜3回測り、毎日の数値ではなく週の平均を見てください。 体重は塩分・炭水化物・水分・ホルモンで1日に数キロ変動するため、 1回の数値にはほとんど意味がありません。3〜4週間の傾向が、 変化が起きているかどうかを教えてくれます。
今の自分の位置を確認したい場合は、BMI計算ツールで 適正範囲と、そこまでの差を確認できます。