BMIに関するよくある質問
BMIについて実際によく聞かれる疑問に、曖昧な表現なしで答えます。
成人の適正なBMIはいくつですか?
多くの成人では18.5〜24.9です。18.5未満はやせ、 25〜29.9は過体重、30以上は肥満とされています。ただし日本肥満学会は 25以上を肥満と分類しており、アジア系の人はより低いBMIで 生活習慣病のリスクが上がることがわかっています。
BMIは正確ですか?
集団に対しては正確ですが、個人に対してはあくまで 近似値です。筋肉質な人ではリスクを過大に、加齢で筋肉が減った人では 過小に評価します。医療現場で最初のふるい分けとして使われるのには 十分な精度ですが、健康状態を断定できるものではありません。
筋肉があるとBMIは当てになりませんか?
しばしば当てになりません。筋肉は脂肪より密度が高いため、 定期的にトレーニングしている人は体脂肪が少なくても「過体重」に分類されます。 プロのアスリートはBMIだけでは過体重か肥満と判定されます。 筋力トレーニングをしている人は、腹囲や体脂肪率もあわせて確認してください。
男女でBMIは違いますか?
計算式も区分も同じです。違いが表れるのは体脂肪です。 女性はホルモンや生殖の理由から、同じBMIでも男性より約7ポイント多く 脂肪を抱えています。そのため、BMIだけでなく体脂肪率も見ると より正確な判断ができます。
妊娠中でもBMIを使えますか?
いいえ。妊娠中は体重が増えること自体が目的なので、 BMIに意味はありません。医師は妊娠前のBMIを、妊娠期間全体で どのくらい増えるのが望ましいかの目安としてのみ使います。 計算ツールではなく、担当医の指示に従ってください。
年齢とともにBMIは変わりますか?
区分は変わりませんが、解釈は変えるべきです。 成人は加齢とともに筋肉が減り脂肪が増えるため、同じBMIでも 65歳では25歳のときより体脂肪率が高いのが普通です。 65歳以上では、25をやや超えるほうがよいという研究もあります。
子どもにこの計算ツールを使えますか?
計算式としては使えますが、区分は当てはまりません。 子どもは固定の境界値ではなく、年齢別のパーセンタイルで評価します。 子どものBMIのページをご覧ください。
BMIプライムとは何ですか?
BMIを25で割った値です。1.0が普通体重の上限にあたるため、 1.0未満なら範囲内、1.0を超えれば範囲外とすぐにわかります。 目標が常に同じ数字になるので比較しやすくなります。
BMI25は本当に不健康ですか?
必ずしもそうとはいえません。25という境界は、 集団全体でリスクが上がりはじめる地点であり、個人がそこで 不健康になるという線ではありません。腹囲が標準で血圧も正常、 運動習慣のあるBMI26の人は、同じ26でも運動習慣のない人とは 違う立場にあります。区分は集団を語り、あなた自身は医師が語ります。
どのくらいの頻度で測ればよいですか?
多くの成人なら年数回で十分です。BMIはゆっくりしか 動かないため、毎日測ってもノイズが増えるだけです。 体重を変えている最中なら月1回測り、単発の値ではなく傾向を見てください。
BMIが範囲外だったらどうすればよいですか?
診断ではなく、全体像を見るきっかけとして受け止めてください。 腹囲、活動量、睡眠、この1年で体重がどう変わったかを確認します。 それらの多くが同じ方向を指しているなら、 自己流の厳しい食事制限を始めるのではなく、医師に相談してください。
BMIの境界値はどこから来ているのですか?
死亡リスクと疾病リスクが最も低くなるBMIの範囲を求めた、 大規模かつ長期的な集団研究から来ています。世界保健機関が現在の成人基準を 公表したのは1990年代で、その後、アジア系集団向けの調整が加えられました。